おじゃの部屋

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おじゃ旅 ~イギリス~ オックスフォード編

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約6分
おじゃ旅 ~イギリス~  オックスフォード編

おじゃの旅路 ~オックスフォード~

空港に着いて、最初の目的地はオックスフォード。
ヒースロー空港からの高速バスでおじゃ宿近くのロータリー付近で下車。夜と朝の散歩を終え、街に繰り出す。
この街は、人口の5分の1ほどを学生が占める大学都市。ロンドンからは約80km 西に位置しており、ロンドンに近いながらも、まるで昔にタイムスリップしたかのように歴史的建造物が並んでいる。上流階級の学生達が集まる街なので、治安は非常に良いということで少し暗くても気兼ねなく散歩。英語圏最古の大学、オックスフォード大学。8世紀以上に渡り世界のアカデミズムをリードし続ける、世界を代表する大学。この街はこの大学を中心に動いていると言ってもよいだろう。独立した自治権を持つ44のカレッジ(正確には38のカレッジと6つのパーマネントプライベートホール(PPH)と呼ばれるキリスト教系の教育機関)の連合体で構成されているよう。学生は全てどこかのカレッジに属し、そこが学生生活と学問的修練の場となる。
カレッジとは別に、教育組織としての学部・大学院は大学の管理下にあり、大学としての講義やプログラムを運営している。生活の基盤はカレッジ中心で、むしろどのカレッジの学生かということの方が重要なようだ。大学に比べるとカレッジは規模がずっと小さなコミュニティーのよう。大学とカレッジ、この2つの組織が有機的な働きをしているのだそう。

まずは街の中心を歩き、何がどこにあるのかを一通り把握して、北の方へ向かう。朝なのでまだあまりお店は空いていない。Oxford University Parkで緑を堪能したのちに、オックスフォード大学自然史博物館に到着。こちらも見応えのある博物館である。ここの見どころとしては何と、ドードーの未だに柔らかい組織やDNAの残っている唯一の標本が存在する。(おじゃは後から調べてその事実に気づいた)
ドードーはマダガスカル沖のモーリシャス島に生息していたが、17世紀に絶滅してしまった。大きさは約1メートルと大きいが、天敵0の島で進化してきただけのことはあって、警戒心が全く無い鳥だった。
ドードーは「不思議の国のアリス」(1865年)の中にも登場。
物語「不思議の国のアリス」の作者であるルイス・キャロルのにインスピレーションを与えたことでも知られる。ルイス・キャロルはオックスフォード大学出身ということで、街には不思議な国のアリスに関するお店等が点在している。


少しお店が空きはじめたところで、喉が渇いたのでふらっとパブに入り、ビールを堪能。たまたま一緒になった気さくな夫婦と会話。どうやらアシュモレアン博物館に行ってきたそう。とてもお勧めのようだ。非常に行くか行かないか迷ったが、結局行かなかった。
そのすごく気さくな夫婦にビールをおごってもらい、連絡先も交換した。後でご挨拶メールを送ったが、返信はもらえなかった。
その後、近くの地元の教会の集まりにこっそり参加したりもした。

次に、ボドリアン図書館近くの広場でランチ。この図書館は、大英図書館に次ぐ蔵書量である。
ボドリアン図書館は『ハリー・ポッターと賢者の石』や『ハリー・ポッターの秘密の部屋』などではホグワーツの医務室として登場している。『ハリー・ポッターと炎のゴブレット』ではダンスシーンに登場したディヴィニティスクールが存在する。
また、その図書館の1つのである「Duke Humfrey’s medieval library」はハリー達が勉強している図書館のシーンや透明マントで禁書ゾーンにハリーが入るシーンも撮影されている。
残念ながらここは、おじゃは完全に見逃してはいたが、この建物を眺めながら優雅に食事をすることはできた。

その後、メインの目的地である Christ Church – クライスト・チャーチ(1546)に出向く。
伝統あるカレッジとして知られ、13人のイギリス首相を輩出している最も観光客の多い人気のカレッジ。哲学者ジョン・ロック、「不思議の国のアリス」の作者ルイス・キャロルなどが教鞭をとり、アルバート・アインシュタインも一時期学んでいたところだ。ここにはハリーポッターの撮影に使われた、ダイニング・ホールと階段がある。
おじゃは、当日列に並んでチケットを購入して入ることができた。ホグワーツ魔法魔術学校で組み分けが決まったシーンなど様々な場面で登場した大広間「ザ・グレート・ホール」をモデルにしたセットで撮影されたよう。
肖像画がたくさん並び、歴史を感じさせる内観である。どうやら、夏季休暇など学生が帰省して寮にいないとき限定でクライストチャーチにお泊まりできて、しかもこの大広間で朝食が頂けるんだそう。

また、ダイニングホールのすぐ出たところの階段は、
『ハリー・ポッターと賢者の石』の最後で病室から出てきたハリーがロンとハーマイオニーと再会するシーン、そして2作目の『ハリー・ポッターと秘密の部屋』でも、フォード・アングリアで命からがら到着したハリーとロンが校内に入ってきてフィルチと出会う場面、また若き日のヴォルデモート卿、トム・リドルとダンブルドア先生の回想シーン等々、登場頻度の高いロケ地だ。

また、クライストチャーチは、美しい中庭も有する。箒の練習や初めてのクィディッチの練習などで利用された場所だ。
このように美しい中庭が各カレッジにあるので、本当に学生は羨ましい限りだ。

さらに散歩をしていると、一般の人も入ることができそうなカレッジを発見。Merton College/マートン・カレッジ (1264)だ。
ここは詩人でノーベル文学賞受賞者のT・S・エリオットや皇太子徳仁親王が学んだ名門カレッジ。さらに、Library tourも行っているようで、ふらっとツアーに参加してみることにした。すごく頭の良さそうな現役Oxford生と思われる方に、おじゃたちとインテリ系中国人2名と共に案内をしてもらった。荘厳で歴史のある図書館は本当に凄かった。実際に使われている現役の大学図書館の中では最も古い図書館とのことだ。なかなかこのような体験はできない。

次に、1774 年から続く歴史あるCovered Marketに行き、近くのレストランでお食事をしたのちまた中心地へ歩く。Oxfordの大きめの本屋を堪能した後、おじゃは、ゴーストツアーに参加した。すべて英語で半分以上何を言っているかわからなかったが地元の観光客と一緒になって夜のOxfordを巡ることができたのでとても楽しかったのと、とても英語のお勉強になった。

翌日、コッツウォルズ地方へ向かうため、鉄道駅に向かった。

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