おじゃの部屋

まろは、諸行無常を感じるおじゃ!

おじゃ旅 ~イギリス~ ロンドン編

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おじゃ旅 ~イギリス~ ロンドン編

おじゃの旅路 ~ロンドン1日目~

おじゃロンドンぶらり旅のはじまりはノッティングヒル。
ここは、ロンドン西部に位置する閑静な住宅街。パステルカラーの美しい家々や高級ブティックが連なっている。
『ノッティングヒルの恋人』で有名になった地区。
どこか気品のある雰囲気であり、同じ建物でも、一戸、一戸、違うパステルカラーで色分けされていて、すごくおしゃれ。
一角に佇むポートベロー・マーケットは全長1Kmに及ぶロンドン西部最大規模のストリートマーケット。

ノッティングヒルゲート駅を抜けて南に下る。左にケンジントン宮殿の広大な敷地を眺める。ガードマンもたくさん。
ケンジントン宮殿はイギリスのロンドンにある英国王室の宮殿。宮殿内には王室所蔵の絵画や装飾コレクションが展示されているよう。
ヴィクトリア女王やダイアナ元妃もケンジントン宮殿に以前住んでいたことでも有名。

さらに進んでロンドン自然史博物館で展示品を堪能。とにかく広くて真面目に見たら1日はかかる!
無料で入れるなんて本当にすごい!

さらにナイトブリッジ地区へ進むと道沿いにすてきなお店があり、アフタヌーンティーを堪能した。
ところでアフタヌーンティーがなぜ有名かというとイギリスでは、ベーコンにソーセージ、卵料理やトーストなど朝食をたっぷり量を食べ、昼食は軽くすませる。そして晩餐が午後8時過ぎにようやくはじまるといった食習慣である。そこで午後の空腹しのぎのためにアフタヌーンティーを楽しむ文化ができたといわれている。
また、紅茶の歴史を少し紐解くと、イギリスで紅茶が広く飲まれるようになったのは18世紀はじめ。17世紀前半にオランダ人が東洋から持ち帰ったものが広まり、17世紀後半ではヨーロッパの中でお茶先進国であったオランダ経由でイギリスに輸入されたようだ。

さらに進むとイギリス最大の老舗高級百貨店、ハロッズ(Harrods)に到着。世界でもっとも有名なデパートといっても過言ではない。
ここはクマのプーさんと非常に深いつながりがある。
クマのプーさんは 作者 A.A. ミルトンが1921年、ひとり息子クリストファーの1歳の誕生日のためにハロッズで買い求めた(クリストファーの)テディベアから着想を得ている。
名前はロンドン動物園の熊からウィニーの名をもらい、さらに旅行で訪れた湖畔で出会った白鳥からプーという名をもらい「ウィニー・ザ・プー」と名付けられたといわれている。

さらに進み、創業1875年老舗百貨店LIBERTY LONDON(リバティロンドン)でフィニッシュ!
美しい外観や歴史を感じる内観などから観光スポットとしても名高く、世界中に多くのファンを持っているお店である。
現代美術館にいるような感覚である。


おじゃの旅路 ~ロンドン2日目~

歩きはじめはハリーポッターの9と3/4番線で有名なキングスクロス駅。
見た目はとてもかっこよい。実際の中はすごくモダン。
駅とその周辺の5年がかりの再開発が完了した際に、現在の場所に半分埋め込まれた”あの”カートが2012年に設置された。9と3/4と書かれた壁はいつでも記念撮影のために並ぶ人で賑わっている。おじゃが訪れると、隣にあるショップの人がマフラーを貸してくれて、記念撮影のポージングの指導もしてくれた。
キングスクロス(King’s Cross)はロンドンの地区名で、この場所にかつて国王ジョージ4世(在位期間1820〜1830年)の像が建てられていたことから名付けられた。
1835年に建造されたこの像は巨大なモニュメントだったが、評判が悪くすぐに取り壊されてしまい、現在は残っていない。キングスクロス駅は1852年に開業して以来、ロンドンの主要駅として重要な役割を果たしている。

この駅はハリーポッターの発祥の地とも言える。
ハリーポッターの作者、J・K・ローリングは、作家を目指しながらも道が拓けず、転職を繰り返していた。そんな中、マンチェスターの商工会議所で働きだし、キングスクロス駅から通勤していた。
ある日のこと、マンチェスターから帰宅途中、列車が途中停車して待たされる状況に陥った。その日、急に魔法学校に通う少年のイメージが脳裏に浮かび、手持ちのペンが全て使えずメモが取れない中で、ひたすら
想像をめぐらし、キングスクロス駅に到着する間に大ベストセラーとなった作品のベースがほぼ出来上がっていたようである。

そんな歴史に思いを馳せながら近くには、約2億点の資料を所蔵する世界最大級の国立図書館、大英図書館があり、そちらに向かう。
大英博物館の図書館とその他の国立図書館が合併して1973年に誕生した。
大英図書館は、250年以上かけて収集した資料が1億5000万点以上という、世界最大級のイギリスの国立図書館。
マグナ・カルタやシェイクスピアの最初の作品集などの極めて貴重なコレクションを有している。
テラスも開放的でのんびりできる。

次にロンドンの何でもない街並みを南下する。1時間近く歩いたのちにたどり着いたのは大英博物館だ。世界中の文化遺産、美術品を収蔵する世界最大級の博物館。180万年前から現在までの文化を網羅する遺物を展示し、その数はおよそ600万点。余りに多岐に渡る展示品により、常設展示だけでも1日で全てを見ることはほぼ不可能とされている。
数えきれない見どころがあるが、その中の一つがロゼッタ・ストーン。
紀元前の頃、エジプト文字とギリシア文字が併用されていた。一つの石にエジプト文字とギリシア文字で同じ内容が書かれていたのだ。
発見はナポレオンのエジプト遠征の時に発見されたといわれている。
ロゼッタ・ストーンはエジプトのヒエログリフを理解する鍵となり、他のエジプト語の文書も続々と翻訳が可能になった。エジプト文明の歴史を紐解くための重要遺産である。

ゆっくり昼食をとった後はさらに進んでバッキンガム宮殿の広場でゆったり。
広場には観光客のほか、マウンテンバイクを片車輪で走るパフォーマンスをする人などとにかく活気に満ちあふれていた。
敷地内は一般向けには7月下旬から9月下旬にかけて開放されている。おじゃはここは素通り。
この宮殿で行われるイベントである衛兵交代式は、Theロンドン観光の一つである。
散歩の見どころはなんといっても周りにある、昔から王族達の遊びや憩の場所として親しまれてきた王立公園。
本当に美しく散歩が気持ちが良い。

続いてウェストミンスター大聖堂に着く。
イングランド、ウェールズで最大のカトリック教会。建築家J.F.ベントリーの設計で1903年完成の赤レンガの建物。
中は本当に広くて、しかも荘厳。入場料も無料。内部の天井はモザイク画なども見事。
おじゃは高いところが好きなのでお金を払って地上 64 m の塔の鐘楼に上った。
360°ロンドン市内の貴重な眺望が楽しめる。

よく間違えやすいのはウェストミンスター寺院。
多数の歴代の王やアイザック・ニュートン、ダーウィン、スティーブン・ホーキングなど、自然科学や物理学、政治や文学歴史の分野などの歴史的著名人も埋葬され、またロイヤルファミリーの冠婚葬祭が執り行われることでも有名なのがウェストミンスター寺院である。ややこしい。

鐘楼からのロンドンの街並み1
鐘楼からのロンドンの街並み2

川沿いに出て、ロンドンアイや、ビッグベンを望む。
どんどん進むとミレニアムブリッジが見えてくる。”ミレニアム” と呼ばれるとおり、2000年に開通した歩道橋。
「ハリーポッター謎とプリンス」でダイアゴン横丁を襲った「死喰い人」たちが続いて襲撃したのがこの橋。

おじゃの旅路 ~ロンドン2,3日目~

見えてきたのがロンドン橋。地味な橋であるが、
ロンドンを流れるテムズ川にかかる橋。『ロンドン橋落ちた』という童歌によって世界に知られている有名な橋である。2000年近い歴史がある。
1750年にウェストミンスター・ブリッジが架けられるまでロンドン市内でテムズ川に架かる唯一の橋であったようだ。
よくタワーブリッジ(左写真) がロンドン橋と間違えられる。
タワーブリッジは、橋の上に中世のお城のような建物がふたつ並んでいる。跳開橋で、1日に3回程度、船の航行のために道路が真っ二つに割れ、航路が開く。

テムズ側を渡り、バラ・マーケットに到着。ローマ時代から現在までの歴史があるが、その理由として挙げられるのが立地の利便性。
18 世紀までロンドン側からテムズ川にかかる橋はロンドン橋だけであった。 1750 年ウェストミンスター橋がかかるまで、 ロンドンとその物流の後背地である南部イングランド、 ひいてはヨーロッパ大陸とを結ぶ唯一の交通の要所であった。 そのロンドン橋のたもと、 南詰という立地条件がバラ・マーケットを誕生させ、 かつ現在まで生き延びさせたと考えられる。
また、ここも有名なハリーポッターの撮影地だ。「ハリーポッターとアズカバンの囚人」でダーズリー家から飛び出したハリーはナイトバスに拾われ、漏れ鍋へ向かう。
迷子の魔法使いを拾って(助けて)くれるナイトバスで不思議なことを色々と体験しながらロンドンの魔法界のお店「漏れ鍋」へ運んでもらう。そしてナイトバスは漏れ鍋の前で停車して、ハリーを下車して走り去っていく。この時の漏れ鍋の映画ロケ地が「バラ・マーケット」に存在する。

旅の締めは、レドンホールマーケット。
ロンドンで最も古い市場のひとつであり、14世紀に遡る歴史を持つ。
ここは、「ハリーポッターと賢者の石」で「ダイアゴン横丁」のロケ地で、また、「漏れ鍋」に向かうハリーとハグリッドがこの通りを歩いていた。本当にいたるところに”知っている有名なところ”があって、さすがロンドンだ。
ロンドンオリンピックではマラソンのルートにもなった。このようにおじゃはロンドンを歩きに歩き、短時間で濃密な時間を過ごすことができたおじゃ!

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