
NewZealand ~おじゃの旅路~

ニュージーランドは自然に恵まれている。というのも、歴史が浅いからだ。
ニュージーランドの島はもともと無人島で、ようやく8〜9世紀くらいから中央ポリネシアのマオリの人たちが移住してきたといわれている。
1769年にイギリスの探検家ジェームズ・クックがヨーロッパ人として初めてニュージーランドに上陸。
1830年代にイギリスの植民地会社「ニュージーランド会社」が移民斡旋を進めて徐々にヨーロッパ人が移住。
正式にニュージーランドとして独立国家となったのは1947年である。


おじゃ旅のはじまりはクライストチャーチ。南島の中心的都市である。
入植者の多くが、英国オックスフォード大学・クライストチャーチカレッジの出身者であったことから、
街はクライストチャーチと命名されたようだ。
街から離れ、徐々に内陸に入り始めると、広大な牧草地帯に入る。まさに絵に描いたニュージーランド
そのものだ。
人よりも羊のほうが圧倒的に数が多いというのは有名な話だが、どうやら羊は最近減ってきているようだ。
・異常気象による飼料価格高騰と維持管理コスト増大
・利益率が良いキウイフルーツ栽培やワイン用ブドウ園への業種転換
・若者の農業離れ
などが挙げられるよう。
また、ニュージーランドの人口は増え続けており
1908年では100万人だった人口が、年々増え続け、現在では500万人に達している。
それでも今でも人口の5倍以上の数の羊がいるようだ。

広大な丘陵地帯・牧草地帯を抜けると突如、広大なミルキーブルーの湖が現れる。
あまりにも美しい景色に心を奪われる。なぜこんな色が作り出せるのだろうか。
マウントクック国立公園をはじめとするニュージーランドの南島に連なる山脈には氷河が多く残っている。どうやら氷河が動く際に削りだすロックフラワーと呼ばれる岩石の粉が、湖の水に溶け込み、水に入った太陽光を散乱することで生み出されるようだ。

テカポ湖畔の魅力はなんといっても星達が迫ってくるような迫力のある星空。
おじゃ人生の中でこの星空に勝る星空は確認できていない。
国際ダークスカイ協会(International Dark-Sky Association)により星空保護区(Dark sky reserve)として認定された。2020.2.19 現在 16ヵ所ある保護区のうちの一つである。
そして、善き羊飼いの教会。美しい湖畔に佇む石造りの趣ある教会。
日本人がわざわざここまで来て結婚式を挙げるほどだ。


なぜこんな美しい星空があるのだろう。
ニュージーランドにはROARING40と呼ばれる強い偏西風が吹いている。
大きな山脈など、風を遮る場所が多い北半球に比べて南半球はより安定した西風が吹いている。これとニュージーランドの西側にそびえたつ2000~3000m級の山にぶつかり大量の雨を降らせるが、風下側は乾燥する。
・湿度が低く、天気が安定している。
・人口密度が少なく、人工の光がほとんど届かない
・風があり、空気の塵などが滞留しにくい
という星空にとって最高の条件がそろっているからだ。

旅の最終目的地はクイーンズタウン
高原のリゾート地かつ、バラエティに富んだアクティビティが体験できる。
また、圧倒的にクールな景色で、ロードオブザリングのロケ地が点在している。
南半球のアクティビティの聖地といってよいと思う。
その中でもおじゃは体験していないが、憧れているのが
リュージュ
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