


オックスフォードを堪能したおじゃはコッツウォルズ(Cotswolds)地方へ向かう。ここは、ロンドンの北西約200kmのところに広がる丘陵地帯。コッツウォルズとは、「羊のいる丘」を意味する言葉が語源になっている。イギリスらしい田園風景として英国内でも最も美しい場所のひとつに数えられ、“Heart of England”と呼ばれている。
この一帯に点在する村は、13世紀頃に羊毛産業の集散地として栄えた場所に端を発しているものが多く、現在でも集落をはずれると、緑の牧草地が続き、羊が放牧されている。
地元で採れる、蜂蜜色の「コッツウォルズ・ストーン」で造られた家々が立ち並ぶ街並みはとても美しく、古き良き時代の風景を今でも楽しむ事ができる。
おじゃの旅 ~Stroud~



おじゃはその中の街一つ、Stroudに向かった。Stroudはロンドンから電車で90分の場所。毎週土曜日にファーマーズマーケットで賑わうマーケットタウンとしても知られている。
18~19世紀には、産業革命で工業化が進み、渓谷を流れる小さな川の水力を利用して織物工場が建ち並んでおり今でも一部が残っている。宿で一泊し、朝食と堪能。ここのEnglish Breakfastがものすごく美味であった。1日遊ぶつもりであったが朝からあいにくの雨。景色を少しでも見たいということで近くにどこか行ける場所が無いか必死で探索。そこで辿り着いた案が、アンティークの街 Tetburyに足を運ぶ案である。 バスも少ないため、Taxi で行くこととした。
おじゃの旅 ~Tetbury~


コッツウォルズ地方でアンティークショップと言ったらTetbury である。ここはCirencesterとBathを結ぶ街道沿いにある。古くから羊毛を中心とした商取引で発展してきた。商取引が盛んだった伝統は今日も続いており、街の中心部にあるマーケット・ハウスでは毎日、工芸品や雑貨、衣類などを売る屋台が並ぶ。蜂蜜色の建物と伝統が入り混じる美しい街並みを散策した。また、アンティークショップの屋根裏の場所でコートの掘り出し物を発見した。非常に非常にお得だったのでおじゃはお買い上げをしてしまった。


最初は少し不安であったが、なんだかんだ良い選択をしたと満足しつつ、タクシーでStroudに戻る。雨が上がったので、Stroudの街を自転車で散策することにした。Donkey Republicを使って予約。 アプリをダウンロードしてBluetoothで鍵解除? どうやったかは記憶があいまいだが、何とかアプリの位置情報を頼りに自転車を借りることができた。そして、できるだけ高いところから街を見下ろしたいと西の丘に向かった。丘陵地帯と美しい街並みが織りなす雰囲気は最高であった。ただ、おじゃの下調べが悪く、本当はStroudの南西方向に上った方が景色が良さそうで、見どころもありそうだ。見逃してしまった。無念。
